いちごとくるみ

猫のいちごさんと暮らしています。かいたり、つくったり、うたったり。あるものを出力。

地震があって

今朝は大阪で大きな地震

自宅も震度3か4くらい揺れました。

 

何も落ちたりすることはありませんでしたが、

揺れながら猫の名前を呼び、玄関のドアノブを握っていました。

 

23年前の地震の感覚が思い出されて、

なんとも無いのに、揺れがおさまってからも手が震えていました。

 

仕事場に行くと、電車ストップで出勤できない人が半数くらい。

休業状態で、ニュースを眺めていました。

 

「机の下にもぐるよう言い聞かせて、猫を置いてきたんです」と職場の方に話すと、

「わかったにゃ!って言ってた?でも普段入らない隙間とか入ったりするから心配だね」と。

 

いわれて、思い出したのが

23年前の阪神・淡路大震災でうちにいた猫が死んでしまったこと。

 

 

当時住んでいたマンションの7階の部屋はめちゃくちゃになり、

ほかの住民さんと一緒に階段で1階に避難して、夜明けを待ちました。

 

明るくなって来たときに「駐車場に猫が落ちてる!」との声。

外に見にいくと、うちの猫が横になっていました。

 

外傷は見られませんでしたが動けず、

意識はあって、にゃーにゃーと声を出していました。

 

ちょうど7階の部屋の窓の下。

鍵をかけず、揺れで窓が開いてしまったのか。

 

すぐに近所の動物病院へ歩いて運びましたが、

道中も地割れや火事、家屋の倒壊。。。病院もめちゃくちゃ。

注射を一本打ってもらいましたが、午後には死んでしまいました。

 

 

忘れていたわけではありませんが、

職場の方の話で当時を思い出しました。

 

今の猫も、鍵が開いていたら飛び出してしまうかもしれないと気になり、

仕事を切り上げて早く帰りました。

 

幸い、無事に待っていてくれましたが

どうも不安だったようで。

めずらしく私にすり寄って、

しばらくはくっついて歩いていました。

 

震災の教訓をいかすとか、学ぶとかそうなんですが

同じようなことをやってしまうこともあるかもしれない。

 

個体も状況も違うって同じ繰り返しではないし、責めることではないけれど。

 

とにかく、いてくれてありがとう。

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